小学1年生の国語がむずかしい?

皆さんは小学1年生の国語って一番簡単って思ってますよね。

私は言葉を生業にしてきましたので、実は小学1年生の国語が結構むずかしいってことを発見してしまったのです。でもその事実はほとんど知らていません。

何がむずかしいかというと

発音と表記の違いがむずかしいんです!

「お父さん」をひらがなで書くと?

「お父さん」をひらがなで書くと「おとうさん」ですよね。

でも子供たちは音で言葉を覚えていますから、ここで迷うわけです。

実際の発音は

オトーサン

ですよね。

でも 「おとーさん」 とは書きません。

ではどう書くか。子供たちはきっと次の2つを思い浮かべます。

おとおさん と おとうさん

困っちゃいますね。でも

「おとうさん」

って書かないと✖なんです。

でも発音は

オトーサン

だからややこしいですよね。

「先生」をひらがなで書くと

子供たちがよく使う言葉が「先生」ですよね。

発音は

センセー

です。

音から文字にすると

せんせえ か せんせい

ですが、

「せんせい」

って書かないといけないのです。みんなできるかな。

伸ばす音「長音」はむずかしいのだ!

王様 は おうさま (オーサマ)

狼  は おおかみ (オーカミ)

など、伸ばす音「長音」(チョーオン)は、言葉の成り立ちによって表記をそれぞれ覚えなければならないのです。

そんなむずかしいことを小学1年生は覚えていかなければならないのです。

学校(ガッコー)って がっこお? がっこう?

面倒くさいところだねえ。

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