パチ店休業要請のニュースで感じられるもの

このところパチンコ店が休業要請に従わず、営業を続けていることを伝えるニュースが続いている。

パチンコ店の経営を考えると致し方ないともいえると、休業している同業者の社長が語っていた。

しかしこのニュースの中で「営業をやめない店」よりも注目されるのが「このご時世に通い続ける客」である。

マスコミが集まっている店に行って打つなんて

営業している店は限られているので、取材するマスコミもそこへ集まる。

それなのに顔出し覚悟なのか、かまわず集まってくる客。

インタビューに答える人もいる。

もちろん顔にはモザイクはかけられるが

「こいつらろくでもない奴らだ」と視聴者は見ている。

 

実は普段からパチンカー(パチンカス)は打たない一般人からさげすんで見られている部分がある。

それがこの現状をテレビで見せられると一気に増幅するのである。

自粛しなければならないときに県をまたいで遠征するなんて。

パチンコのイメージは今回のことで大きく下がってしまった。

パチンコを打つ人は日本中にいくらでもいる

でもパチンカーは日本中にかなりの人数いるのだ。その証拠は店の数だ。2019年末で4462店舗というデータもある。(これでも年々減っている)

日本中ギャンブルパラダイス。

だから特別じゃないんだけど、今はろくでなしのレッテルを張られている感じだね。

 

今回のことをきっかけに日本からパチンコをなくさなければならないという機運になるかもしれない。

依存している場合じゃないよね。

かつては30兆円産業

今から35年ほど前の1996年、パチンコの売り上げは30兆円と言われた。驚いたのはその当時の日本の医療費も30兆円だったことだ。

とんでもない国になってしまっていた。まるでラスベガスかマカオだ。

しかし今は15兆円ほどに激減している。とはいってもすごい金額であることには変わりない。そりゃそうだ。すごい勢いで万札をサンドに突っ込み、気が付けば二けた負けることもめずらしくない。それを日本全国のパチンカーが朝から晩までやってるんだからね。

 

とても身近なギャンブル、パチンコ。この国をよくするにはどうするか、今は一つのきっかけかもしれない。