音とは違う文字にしなくてはならない
今回も発音と表記のずれについてです。
ボクワ センセイワ の 「ワ」
音は「ワ」なのに文字は「は」と書かなければいけないですよね。=ぼくは 先生は
アナタオ トモダチオ の 「オ」
音は「オ」なのに文字は「を」と書かなければいけません。=あなたを 友達を
助詞なんて言葉は知らないのに、「わ」と「は」、「お」と「を」を使い分けなければいけない。
今振り返っても小学1年生でよくあんなことができたと思います。
あいさつの言葉もむずかしい
朝のあいさつ「おはよう」はいいのですが
昼と夜が問題です。
昼のあいさつ「コンニチワ」。
これを文字にすると「こんにちわ」ではなく「こんにちは」。
夜のあいさつ「コンバンワ」。
これも文字にすると「こんばんわ」ではなく「こんばんは」なのです。
これについては大人になっても間違って使っている人もいるようです。
なんでわではなくてはなのか。
これは「今日(こんにち)はいいお天気ですね」
「今日(こんにち)はおめでとうございます」
などとなっていたものを、初めの「今日は」だけをあいさつの言葉に省略して用いたからのようです。
今日(こんにち)は~ 今晩(こんばん)は~ と本当は続きがあるはずだったので
助詞の「は」ということなのですね。
これについて私は、小学校で「こんにちわ」ではなく「こんにちは」だよとしっかり習った記憶がありませんが、みなさんどうですか?
柔軟な頭だから対応できた?
前回の「長音」もむずかしかったですよね。
私は文字を音にするということをやってきたので、普段疑問にも思わないことをあらためて考えることになりました。
だから小学生がこれらのことをきっちり正解していたらほめてあげてください。
もし間違っていても、むずかしいことをやっているのだからと気持ちを分かってあげてください。
それにしてもみんなよくできたよね。
もしいまだにSNSで「こんにちわ」なんて書いている人がいたら直しましょうね。